幻のパン「クリームサンド」
宮城県気仙沼市(きせんぬまではありません「けせんぬま」です)に古来より伝わる伝説の「気仙パン」ことクリームサンド。
コッペパンにピーナツ風味のクリームを挟んだ素朴な菓子パンである。
白く厚手のバリっとした袋に緑のプリントで牛が書いてある。
何度と無くデザイン変更が行われても、この基本ラインはいつまでも変わらない。
気仙沼市民は常食しているパンではあるものの、気仙沼市を中心に地場の食料品店やスーパーでしか売っていない。このため、観光で気仙沼を訪れた人の目に触れることは極めて稀だ。
詳細はこちらのサイトにまとめられているので、興味の有る方は御一読をおすすめする。
クリームサンドの思い出
自分は親の実家が気仙沼だったので、小学生の頃までは正月や夏休みによく行ってたんだ。その時、近所のスーパーで買ってもらっていたのがこのクリームサンドというわけ。
自分が当時住んでいた石巻市では入手できなかったので、気仙沼に遊びにいったらクリームサンドを買ってもらうのが幸せでした。
まさに自分にとってのソウルフードなんだな。
クリームサンド購入大作戦、決行
4月中旬のある日、おいらは気仙沼の地に降り立った。
表向きは親戚への嫁さんのお披露目会ではあったものの、自分に対して裏ミッションを課していた。
それが、クリームサンド購入作戦である。
中学で関東に引っ越して以来、めっきり気仙沼に行く機会も減ってしまい、また祖父宅の近所にあったスーパーがつぶれたため、クリームサンドの入手が困難になっていたのだ。
駅のキオスクや土産物屋には置いてないため、タイミングが悪いとなかなか購入できないのだ。そもそも、社会人になってから気仙沼に行く機会といえば親戚の葬式とかばっかりで自由時間が無かったものなー。
そんな過去のいきさつはさておき、過去の失敗の経験から、今回は食品スーパーに狙いを絞っていた。
駅からタクシーで最寄りの「スーパー片浜屋」に乗りつけた。
タクシーの運ちゃんに駐車場で待機してもらって、すかさずパンコーナーに凸撃。
古びた食品スーパーの一角、菓子パン売場に着いた。
一角の目立つところにクリームサンドが12個ほど並んでいた。ヤマザキなどのメジャーメーカーの中にあっても、一際存在感を放っている。さすが伝説のパンだ。
十数年振りにの再会がけっこうあっさり実現した訳だが、ここで予想外の展開が。
な、なんと、フレーバーが増えている!
ベーシックなクリームサンド(ピーナツ風味)の他に、「黒糖クリーム」「栗クリーム」「ゴマクリーム」があり、総勢4ラインナップになっていた。
これは嬉しい誤算。
例えるなら、久しぶりに再開した旧友が、美人の奥さんと結婚していて子供までいた、みたいなめでたさである。
これは、全種類制覇せねばと思うよね、普通は。
という訳で、4種合計6個の気仙パンを購入した。とりあえず大戦果である。
さらに、サプライズが。
レジのおばさんが“茶色の紙袋”に詰めてくれたんですよ。
茶色で無地の紙袋なんて随分久しぶりにお目にかかった。今住んでる名古屋界隈ではほとんどみかけないぞ。
なにこの、ノスタルジーたれ流しになる演出は!
懐かしいクリームサンドが懐かしい紙袋に詰め込まれたところで、おいらのテンションはかなり最高潮。
次回、実食した模様をお伝えいたしまする。
